2004年12月11日

書評:我われは犬である/エリオット・アーウィット

『我われは犬である』(エリオット・アーウィット、宝島社)原題は"To The Dogs"。

上のリンクは文庫本に張ってあるが、私は大型のソフトカバー版で読んだ。この本の写真が用意されていないのでアーウィットの別の写真集のものを使った。

エリオット・アーウィットは鮮やかに場面を切り取る現代有数の写真家。卓抜な対比とユーモア感覚が特徴ではないだろうか。この写真集にもその特徴が発揮されている。思わず笑みがこぼれてしまうような写真が多い。

冒頭にアーウィット本人による解説がついている。それによるとこれは「犬の写真の本ではない」という。「写真の中の犬の本」なのだそうだ。アーウィットの個性や「感情やムード」が犬が写っている写真を通して現れているということらしい。

アーウィットは犬が人間と生活する様子を独自の視線からとらえている。犬のいるスナップ写真として面白いと思う。しかし、たんに可愛い犬の写真を見たいなら、この写真集はふさわしくない。そのあたりを了解してご覧ください。

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この記事へのコメント
■投稿者:aku at 2004年12月15日 00:32
昔、エリオット・アーウィットさんが来日した写真展でサインしてもらったことあります。
なんか日常の生活(風景)を、ちょっと面白い視点で切り取った感じは、Cozyさんも通じるところありますよ!
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■投稿者:Cozy at 2004年12月15日 13:24
どうもありがとう>akuさん

アーウィットのサインですか。いいですね。
私の写真がアーウィットに似たところがあるとしたら、直接的な影響です。でも、あんなすごい場面は撮れませんけど。

この本に面白い話が出てきます。犬の反応を引き出すために、犬に向かって咆えるそうです。で、ヨークシャーテリアがジャンプするところが撮れたそうです。

またいらしてください。
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