2005年02月27日

CD評:J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲/パブロ・カザルス

J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲/パブロ・カザルス

iPodにどんなCDを入れているのか。ちょっと感想をつづりつつ紹介していこうかと思う。

ポップス、ロック、ジャズ、ブルース、クラシック、日本の音楽とわりとなんでも聞くが、このところクラシックを聞く回数が多いので、クラシックの名盤から。

指揮者でありチェロ奏者であるパブロ・カザルス(Pablo Casals)によるチェロ一本の演奏。録音が1936〜9年と古くて雑音がうるさいが、演奏はすごい。

チェロの音がまるでエレキギターのディストーションを効かせたような音色でグォーンとうなりをあげている。迫力ある低音と切れのある高音を含んでいて気持ちいい。エッジのきいた鋭い音を交えつつ、緩急自在に引きまくる。ハードロックのような迫力。それでいて素晴らしい精神性も感じさせる。ミストーンがところどころ聞こえるのはご愛嬌。

無伴奏チェロ組曲は数人の演奏を聴いたが、カザルスの演奏がずば抜けてよい。クラシックは大人しく退屈だと思っている人に薦めたい。ジャズやロックが好きならこれにも感じるのではないだろうか。

カザルス盤と対極にあるのはヨーヨーマの演奏だ。同じ曲とは思えないほど優しく癒し系の音を出している。私にはつまらなかった。無伴奏チェロはやっぱりカザルスだ。


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この記事へのコメント
■投稿者:LSTY at 2005年02月28日 17:45
バッハつながりですけど。
清水靖晃というサキソフォニスト(でいいのか?)のバッハが良かったです。もちろんサックスで。
石切場とかで演奏してるんですよ。響きがよいです。
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■投稿者:Cozy at 2005年02月28日 20:04
検索したら「CELLO SUITES 4.5.6.」というタイトルで出ていますね。
サックスでバッハとは不思議なことをしますね。
演奏はしっかりしていそうですが、果たして納得できる音なのか気になります。

さっそく図書館に予約を入れました。近日中に聞く予定です。
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■投稿者:家所伊右衛門 at 2005年03月19日 23:43
まったくその通りですね。
これは凡庸な演奏家が弾いたものだと全曲聞くのははっきりいって退屈です。
私もこのたびやっとカザルス版を聞くことができまして、その通り一遍の楽譜の解釈でない、音楽の原初に立ち戻って打ち出される驚くべきビートとグルーブ、そして精神性には圧倒されました。
あのグレン・グールドと通じるものがあると思います。
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■投稿者:Cozy at 2005年03月21日 23:20
いらっしゃい>家所伊右衛門さん
演奏もさることながら、カザルスが使っていたチェロの音色のよさも重要ですね。

カザルスの使っていたチェロは若いチェリストに譲り渡されて使われています。名前を忘れてしまいました。やはり似たような音は出ているのですがやはりちょっと違います。
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■投稿者:HIROMIZ at 2005年03月31日 00:31
オールジャンル聴くんですね
私も音楽の垣根なしに何でも聴きます。

今度仲間と"クラシックなんだけど今までにないクラシックイベント"をやるのでよかったら遊びに来てください。


                           HIROMIZ
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■投稿者:Cozy at 2005年04月01日 20:27
いらっしゃい>HIROMIZさん

演奏家の方ですか。
最近はクラシックの人もおしゃれな雰囲気ですね。
イベントがんばってください。
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