2005年03月15日

林家こぶ平が九代目林家正蔵を襲名

数年前、浅草演芸ホールで林家こぶ平の高座を見た。

最初はちゃんと座って話していた「こぶちゃん」はやがて高座のフチに腰掛けたりして、前衛ぶりをアピール。動きでも笑いをとる。

噺の内容は、母さんのカヨコが、姉さんのみどりが、と家族をネタにした漫談。相変わらずだなあと進歩のなさに感心。ま、お父さんも進歩のない人だったが、あれはあれでひとつのスタイルを作り上げたのだから評価できる。

さて、こぶちゃんはその後、ちゃんと落語ができるようになったのだろうか。なんでも最近は古典落語を中心にやっているのだとか。新作でもいいからちゃんと芸を見せてくれるなら納得するのだが。

襲名披露はチケットを取るのが大変そうだ。通常の寄席興行に出てくるなら見に行きたい。

落語家は通常の寄席の興行に休まずにちゃんと出てくることも大切だと思う。売れっ子はたいがい寄席を休む。小朝なんかも番組(興行のプログラム)に名前があっても休んでばかり。今日はだれそれが出ると喜んで出かけてもお休み。これじゃ、寄席は衰退するばかり。売れっ子にはそういうことも含めて落語を考えて欲しいものだ。

※追記
 目当ての落語家が休んでいることがわかるのは木戸銭を払って中に入って当人の出番になってから。別の人が出てきて、ピンチヒッターになった経緯を面白おかしく話して噺に入る。これが他の商売なら、金返せとなってもおかしくはない。
 文朝の場合、「いまさら小朝の落語なんて聞いても何も得ることはありません」と断言するのが決まり文句。
 客席から「おまえもな」と返したいところだが、寄席が凍りつきそうで怖くてできない。(実際にそう思ったのではなくて、2ちゃんねるネタを使いたかっただけです。文朝師匠、スンマソン。)

林家こぶ平 改メ 九代林家正蔵 襲名披露“特選落語名人会”…チケット販売

正蔵襲名に14万人 こぶ平さんに「九代目」のかけ声…ニュース記事

【関連ブログ記事】
こぶ平の「正蔵」襲名に、私は反対します(もう襲名しちゃったけど)
林家こぶ平の、九代目林家正蔵襲名に関して


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ここのところビッグな名跡がふたつも動いた。 ひとつは「中村勘九郎改め十八代目中村勘三郎」、もうひとつは「林家こぶ平改め九代目林家正蔵」。 「中村勘三郎」に関してはまさに満を持しての襲名で、これまでの勘九郎の芸への意欲・精進・実績に、誰もが惜しみなく賞賛
ふたつの襲名【オヤジライターが、もの申す!】at 2005年03月19日 15:44
この記事へのコメント
■投稿者:LSTY at 2005年03月15日 11:27
小朝休んでるんですか、それはひどい。
「苦悩する落語」書いてる暇があったら高座にあがれよ、って感じですね。
小朝の落語は好きだっただけに、嫌なエピソードだなあ、、、
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■投稿者:kazu at 2005年03月15日 11:48
こぶへいはMXテレビの会場番組で、ゲストにきていて目の当たりに見たことを記憶していますが、タレントじゃなかったんですか。襲名関係の報道をみて、正直違和感を感じますねぇ。
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■投稿者:utrillo at 2005年03月15日 18:36
昔は客が落語家を育てる・・・今はTV出ていないと客が来ない。客の質の低下が寄席の衰退。粋な客なんてみんな行(あの世)ちゃた。育ててやろうという落語家も出てきやしない。
こんなご時勢で「正蔵」襲名・・・「死神」のロウソクの火が、消・え・る
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■投稿者:Cozy at 2005年03月15日 23:12
3つもコメントがつくなんて、意外と注目のネタなんですね。

最近の人気落語家は少人数でホールを借りて興行をやっていて、寄席には出ない、出る予定でも休むという形になってますね。寄席は出演時間が短いし、ギャラも安い。客としても贔屓の落語家の話がたっぷり聞ける集まりの方がいいと考える人も多いようです。

仕方ない面もありますが、寄席の存在とはなんなのか、新しい形態はありえるのか。しっかり考え直さないと寄席そのものが死滅するかもしれませんね。
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■投稿者:なさと at 2005年03月19日 08:17
注目というかこういうことをおおっぴらに話をできる場所がないようにも思えます。
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