2005年03月21日

書評:図書館に訊け!

『図書館に訊け!』(著者:井上真琴,出版社:ちくま新書)

必要な文献、情報にいかにしてたどりつくか。その方法を大学図書館に勤務する著者が詳しく説明してくれる。

中心となるのは図書館のレファレンスサービスの利用方法の解説だ。どうやって文献や情報を探すのか一般的な手法と具体例で解説していてわかりやすい。じつに様々なレファレンスブック(参考図書)があることや百科事典は索引の巻から調べるものだということをはじめて知った(なんとなく聞いたことがあるような気がするが…)。

 本書を読めばある程度自分でも調べることは出来るようになるのだが、やはり図書館員はプロなので効率的に調べる方法を知っている。勇気を出して相談してみるのがよさそうだ。

近くの図書館にない資料がどうすれば借りられるのか、コピーできるのか。電子情報にはどんなものがあるのかについても書かれていて、これ一冊でほとんどのことがわかる。

購入図書の選定方法、目録(書誌情報)の作成についても書かれていて、図書館の仕事の中身がわかって面白い。目録の作成は図書館の中でも選ばれた人だけが出来るレベルの高い仕事なのだそうだ。

おすすめの一冊。

ただし、「面白い本」を探す方法ではないので、ご注意を。


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