2005年04月15日

書評:出版クラッシュ

『出版クラッシュ!?―書店・出版社・取次 崩壊か再生か 超激震鼎談・出版に未来はあるか?〈2〉』(著者:安藤 哲也 (著), 永江 朗 (著), 小田 光雄 (著) ,出版社:編書房)

出版業界の問題点はマンガと雑誌を中心にした出版売上げの減少、書店、取次ぎの相次ぐ倒産、金太郎飴的な個性のない書店の増大、大型店舗化による競争激化などのようだ。

鼎談はまとまりなく続き、なんとも締まらない形で終わってしまう。データによる分析ができていないので、こういうことになるのだろう。読者の変化に関する分析がほとんどないのも不満だ。

自分の書店の棚は魅力があるのだと繰り返していた安藤氏はあとがきでオンライン書店に転職した経緯を書いているが、その理由にまったく説得力はない。経済的に有利な方へ行っただけだろうと勘ぐられても仕方なし。

小田氏は出版不況の原因は、委託制と再販制度にあると繰り返し主張するが、論拠が弱い。しかも、それを撤廃したら、本が売れるようになるというわけではない。書店が大幅につぶれて淘汰されて再編されるから今よりはいいと暴論を展開する。

出口なし。それは出版なのかこの鼎談なのか。

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この記事へのコメント
■投稿者:utrillo at 2005年04月16日 10:42
 昔は「マンガばっかり読んで!」と怒られましたが、最近では本もマンガも読みませんね。それでも本屋に行けば本の山ですね。
 同じ日に違う人物が、有楽町と八重洲の本屋である宗教(新興)関係の本を20冊・40冊・60冊と購入している人を見かけました。これが、本屋のベスト本の正体・・・。
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■投稿者:Cozy at 2005年04月16日 22:05
そういう人は一人で何冊も買って、布教のために人に配ることもするようです。購入するのは売れてる本のベストテンとしてマスコミで紹介される書店。

アイドル歌手のCDや写真集もそんな感じなんですよ。ひとりで何枚も買う人がいて、なんとかベストテンに送り込もうとする。

好きにすればいいと思ってます。
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■投稿者:kazu_kmetko at 2005年04月17日 14:50
自分で買って、読んで、自宅の書棚に保存しておきたい本は年に数冊でしょう。
まずは、インターネット(opac)で図書館をあたり、新刊でも結構蔵書になっていますので買う前に読む。買ったあとでも、amazon market(書籍の楽天モール!)で売ってしまうこともあります。編集者不在のような「できがいまひとつ」の本(特に新書)にでくわすこともあります。出版社はヒトツ当たるとすごい儲けの世界なのでしょうか。よくわかりません。
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■投稿者:Cozy at 2005年04月17日 22:14
OPACとオンライン予約のおかげで図書館の利用は飛躍的に便利になりましたね。
アマゾンでの販売もされましたか。そのうちチャレンジしてみます。
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■投稿者:Cozy at 2005年04月17日 22:15
当たるとすごいとよく言いますね。それだけでビルが建つとか。
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