タイトル一覧

書評:山頭火句集(1) | 新選組、売ります | 人形焼の戦い | ギター侍、波田陽区の資生堂事件 | あんず飴 | 甘酒もあります | 書評:何をやっても癒されない | おのれの愚かさを見つめよ | 浅草の初音小路 | 浅草で生ビールをやりましょか | 広角は難しいか? その2 | アクセスアップは金とセックス | 眼鏡っ娘とおでこ娘 | タカラジェンヌ、歌を詠む | 書評:セーヌ左岸の恋/エルスケン | 金龍と女子アナ | 書評:仕事中だけ「うつ」になる人たち | え?そっちじゃないよ | サイドバーがずれる第4の理由 | 浅草の人力車 | 書評:幸福論 | 写真をすべて削除した | 浅草おじさん洋品店 | ライブドアに著作物を盗まれるな | 浅草育ち | アフィリエイトの楽しみ | 外国女性と江戸まんじゅう | 江戸まんじゅう屋台 | リンク集…東京案内、散歩系 | 宇多田、全米売上2万枚 |

2004年11月30日

書評:山頭火句集(1)

『山頭火句集(1) 山頭火文庫』(種田山頭火、春陽堂)

放浪の俳人。乞食坊主。アル中の無責任オヤジ。わが愛する種田山頭火。

ちくま文庫の『山頭火句集』で衝撃的に引きずり込まれ、岩川隆の『どうしやうもない私―わが山頭火伝』で共感と反発に身もだえした。たまに句集をちらちらをのぞくだけでしばらく距離を置いていたが、ついに山頭火文庫に手を出してしまった。

分け入っても分け入っても青い山

生死(しょうじ)の中の雪ふりしきる

どうしやうもないわたしが歩いている

こんな句なら多くの人が知ってるんじゃないだろうか。他にもざくざくと素晴らしい句がある。とにかく沁みる。やはりその境涯を知った上で読んだほうが面白みが増すので、上記の岩川本がお薦め。

それにしてもみずみずしい言語感覚だ。孤独も空腹も自然の厳しさも、そしてほっとするような開放感も、すべて短い言葉で言い切っている。ポエジーという点では写真はこんなに短い言葉にも追いつけない。

俳句といってもなにも難しいところはない。自由律俳句なので季語もないし、字数の規定もない。最近流行の一行詩として読めばよい。

表紙、および中に配された写真は竹内敏信。風景写真の人気作家。一部ではバンダナおやじと蔑称されている。こんな写真も撮るのかと驚いた。こちらもなかなかよい。もしかしてモノクロのマジックか。

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新選組、売ります

浅草寺仲見世新選組
photo by Cozy

EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

新選組の羽織りを売っている。模様は同じなのでネームを変えると赤穂浪士になる。年末はどっちを売るのか店主も迷うだろう。二つを並べちゃうとバレバレでかっこわるい。(もっとも新選組が赤穂浪士をマネたのだから仕方ないが)

オンライン幕末通販サイト「むろまち」では、NHKの大河ドラマ「新選組!」と同じ羽織を販売している。どうせ買うならこちらがいいが、やはりそれなりに値がはるので手が出しにくい。

それにしても背中に各隊長の名前を入れてあるのはいかがなものか。いかにもお土産じゃないか。チープ感が3倍増しだ。

浅草は他にも安物の着物をたくさん売っている。海外からの観光客用なのだろう。昔の町人が着た着物のつもりなのかもしれないが、私には着物に見えない。そのいかがわしさが、いかにも浅草らしい。

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2004年11月29日

人形焼の戦い

浅草寺仲見世人形焼
photo by Cozy

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人形焼のお店でのスナップ。

ここは元祖木村家人形焼本舗という。仲見世の中ほどにある。

じつはもう一軒、宝蔵門のすぐ近くに元祖人形焼木村家本店もある。

後者のサイトには「浅草に数ある人形焼店の中で当店が最も古く元祖です。」と書いてあって、浅草が人形焼激戦区であることがわかる。中でも木村家本店が一番古いらしいのだが、そうなると本舗(写真)の方はどういう位置づけなのか。木村家でありながらここも元祖を名乗っている。

いわくありげで、なかなか怖い世界なのかもしれない。のほほんと下町情緒を味わっている場合ではない。

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2004年11月28日

ギター侍、波田陽区の資生堂事件

オリジナル記事が消えたようなので、波田陽区(はたようく)の資生堂事件を再録する。

若手芸人の一発ギャクから火が噴いた“資生堂事件”の舞台裏

「こりゃ、例の視聴率問題より深刻な事態」「ひょっとすると、“終わりの始まり”になるかもしれない」 ――テレビ関係者の間で、こんなふうに語られているのが日本テレビだ。

日刊ゲンダイ本紙既報の「エンタの神様」舌禍事件が最悪の結末を迎えようとしている。

「例の舌禍問題で日本テレビに怒り心頭の資生堂が、ついにスポンサーを降りることを決定・通告したのです」(事情通)

事件を知らない人のために、簡単に経過を説明すると、発端となったのは資生堂ほか数社提供の「エンタの神様」(9月18日放送分)。 番組に登場した売り出し中の若手芸人・波田陽区が、資生堂1社提供の看板番組「おしゃれカンケイ」を「汚れカンケイ」とオチョクった。これに怒った資生堂が「スポンサーを降りる」と言いだしていたのである。「資生堂の怒りはチェックできなかったプロデューサーに向かい、日テレ側に厳しい処分を求めていた。ところが、コトを軽く考えていた日テレ側は“厳重注意”でお茶を濁そうとした。これが資生堂の怒りに油を注ぎ、『エンタの神様』のスポンサーからの降板を決定したのです」(代理店関係者)

これだけで、日テレにとっては年間約6億円の損失となる。さらに、最悪の事態も考えられるという。

「資生堂はオチョクられた当の番組『おしゃれカンケイ』からの降板も検討しています。こちらは1社提供だから、降りられたら10億円を超すマイナスになる。お笑い芸人のたった一言で16億円がパーですから、日テレの衝撃は計り知れません」(前出の事情通)

日テレの広報に確認を求めたところ、「スポンサーとの契約につきましては公表しておりません」とのことだったが、資生堂はあっさりと「『エンタの神様』は当社が提供するにはふさわしくない番組と判断して、次回放送分から降りることにしました」と認めた。資生堂といえば広告主協会の幹事も務めるナショナルスポンサー。ここにソッポを向かれた日テレは、視聴率問題以上の激震に見舞われている。 (ゲンダイネット)


事件の発端となったネタはこれだ。

おしゃれカンケイ「古館と渡辺満里奈がゲストを呼んでおしゃれトークお見せします」って言うじゃない
でもアンタ、細木数子とか杉田かおるとかゲストがおしゃれじゃない時の方がぜんぜん盛り上がってますから〜、残念!
日曜夜10時は『汚れカンケイ』の方がオモシロイ斬り〜


今年の忘年会はギター侍の波田陽区の真似するやつが続出するんじゃなかろうか。
同僚だけにしておけばいいのに、上司も斬っちゃって、切腹ならぬ首切りなんてオチがついたりして。

ギター侍「波田陽区」のネタ集

私、あんまりお笑い番組も見ないので、この人のネタもよく知らなかったけど、これを読むとけっこうシビアなのも多くてなかなかよい。がんばれ、波田陽区。

波田陽区のプロフィール…はてなダイアリーの解説記事

ハタハタパタ[魔法のiらんど]…波田陽区の公式サイト

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あんず飴

浅草寺屋台あんず飴
photo by Cozy

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仲見世のあんず飴の屋台。

あんず飴とは果物に割り箸を刺したものに水あめをからめたお菓子。そのままだとダラダラになってしまうので、丸いウェハース(ソースせんべいのあれ)の上に載せてくれる。今はどうなのだろう。

実際はあんず以外にもいろいろな果物があるし、水あめの種類も複数が用意されている。

最近は氷の塊に穴をあけてそこに入れてあるのがほとんどだ。温まると解けてしまうからだろう。昔は最初からウェハースの上だったような気がするが、どうもはっきりしない。

一番右にあるのはスマートボールみたいなゲーム機。パチンコ台を斜めにしたようなもので、玉を送って入ったところによって、あんず飴を1〜4個くれる。射幸心をあおって売り上げを伸ばそうとする魂胆である。それよりも1個の値段を安くしてくれたほうが私はうれしいのだが。

あんず飴は若い女性が売っている率が高いような気がする。ここは3人のおじさん、おじいさんがやっていた。店構えもけっこう渋い。3人でやるほど儲かるとは思えない。服装からすると真ん中のおじさんがお店の人で両側はお友達かもしれない。

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2004年11月27日

甘酒もあります

浅草寺簡易店舗
photo by Cozy

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宝蔵門のすぐ近くの簡易店舗にいた若いカップル。

テントを張っただけのお店なので、床はなく、砂利のまま。安物の丸椅子がかえって心地よい。右上に「あま酒」の文字が見える。

この店のメインはお好み焼きだったか。テーブルの上にソースとマヨネーズが見えるので、その手の食べ物だと思う。

ピントが前に来ているけど、雰囲気がいいのであえて掲載した。

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2004年11月26日

書評:何をやっても癒されない

『何をやっても癒されない』(春日武彦、角川書店)

病的傾向のある精神科医のエッセイ集。

何をやっても癒されないのは春日氏本人で、何をやっても気が晴れることがない氏は「充実感や達成感を以ってその代用とするしかない」と書いている。気晴らしで満足できればたしかに効率的だが、充実感や達成感の方が喜びが深いだろう。充実感が得られるなら、癒されないことはさしてマイナスではないはずだ。

先日紹介した『幸福論』(春日武彦、講談社現代新書)では、不幸の要素として退屈さと不全感があげられていた。ということは、充実感を得られる氏は不幸でないということになるし、癒しをつまらぬものと言う氏の主張は論理的に一貫している。つまり「何をやっても癒されない」というタイトルは「けれど、充実して生きていけるので幸福だ」と続くのだ。

とはいえ、この人はなかなか病的だ。暗い想像力を働かせる癖がついているようで、味噌汁のしじみの貝が開いていないものは死んでいるからときかされて、その中はどういう状態なのかと想像して、気分が悪くなったりする。そういう変な人。

なかなか面白い見方や発想で書かれたエッセイが多いので、自分の中に病的なものを感じている人は読んでみるとけっこう共感できるかもしれない。

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おのれの愚かさを見つめよ

浅草寺宝蔵門仁王様
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怖い顔。怒っている。マジ怒っている。

浅草寺の宝蔵門(仁王門)にいる仁王様。仁王様は門の左右にいて、これは向かって左の口を開いている阿像の方だ。仁王様は本来、金剛力士という。手にインドの武器の金剛杵を持っているのは、釈迦を邪鬼から守るためだそうだ。それでこんな怖い顔をしている。

仏教では怒りはよくないものとされる。怒り、むさぼり、おろかさが人間を苦しめる。それらを捨てよ、と教えられる。それなのにこの「憤怒」の表情。そのあたりの論理的整合性はどうなっているのか。仏教の論理性合理性VS神話性土着性の矛盾とも言える。

仁王像は仏像の静的な姿に比べると、写実的で力感がある。被写体として魅力的だ。

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2004年11月25日

浅草の初音小路

浅草初音小路
photo by Cozy

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浅草の飲み屋街として有名な初音小路の飲食店街。

場所的にはウィンズ(場外馬券売り場)と花やしきの間になる。このあたりは江戸川乱歩の小説の舞台にもなっているそうだ。

上に見えるのは藤棚だ。季節外れなのでちょっとさみしい。開いている店が少ないのは時間が早いからなのか、それともここはさびれてしまったからなのか。

車両進入禁止の標識を撮っていたら、人力車が登場した。さきほど伝法院通りにいた人力車だ。女の子の帽子でわかった。この写真ではわかりにくいが左に座っている子の帽子が白い。

それにしても浅草はすごいところだ。せまい区域に見どころ満載。イベントも一年中やっている。写真を撮っていても怪しまれないのもいい。

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2004年11月24日

浅草で生ビールをやりましょか

浅草散歩飲み屋
photo by Cozy

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散歩に戻って、浅草の飲み屋。

道路にテーブルと椅子を出して、露天で一杯。意外と若者が多いのは新しいオシャレ感覚なのか。向こう側に大正製薬のリポビタンDののぼりと公衆電話が見える。それだけで軽いレトロ感を覚えてしまう。

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2004年11月23日

広角は難しいか? その2

「広角は難しいか?」を書いたとき、大事なことを書き忘れていたので、追加する。

広角レンズが難しい理由の3番目は、画角が広いので余計なものがたくさん写ってしまうことだ。

写る角度が広いから広角レンズというわけで、とにかく広い範囲が写ってしまう。写真を撮っているときは自分が目で見ている範囲が写っているのだから問題はないように見える。ところができあがった写真を見ると、何を撮りたかったのがわからないようなゴチャゴチャした写真になっている。自分が注視していた以外の部分も写真の中に写りこんでいるからだ。

写真を撮るとき、写真家の脳の中ではある部分がクローズアップされているのかもしれない。しかしカメラはそんなことは知らないから、光が入ってくるままに記録する。そして編集することもなくそのまま出力する。

写真を撮った本人はどの部分に感銘を受けたのかわかっているから、それほどひどくは感じないが、他人が見るとどこが写真のヘソなのかわからない曖昧な印象を受ける。主題が見えないといってもいい。

私が中望遠が撮りやすいと感じるのも、パースペクティブ(遠近感)の問題だけではなく、中望遠は画角が狭くて主題がはっきりしやすいということも関係がありそうだ。

  

アクセスアップは金とセックス

アクセスアップの秘訣は金とセックスだ。これははっきりしている。

人気blogランキングでもライブドアのランキングでも上位にいるブログのほとんどは金かセックス(エロス)に関係している。

たとえば現在の人気blogランキングの総合ランクベスト10を分類すると、このようになる。

第1位 さきっちょ&はあちゅうの悪あが記…セックス
第2位 はあちゅう主義…セックス
第3位 小娘のトレード日記…金、セックス
第4位 おとなの恋草子…セックス
第5位 uwasa.tv〜芸能界の噂話〜…金、セックス
第6位 さきっちょの就職日記…金、セックス
第7位 Cozy's 東京スナップ…セックス
第8位 株/新選組…金
第9位 韓国ドラマとプードルと…セックス
第10位 芸能界総合研究所…金、セックス

広義の金、セックスにかかわるものばかりだ。これだけだと強引じゃないかと思われかねないので、少し解説をつけよう。

まず第1位「さきっちょ&はあちゅうの悪あが記」。女子大生二人がクリスマスまでに彼氏を作ろうという日記。若い女性を売り物にしているだけですでにセックスに分類できるのに、写真まで掲載している。ほとんどの男は性的好奇心を持ってアクセスしている。さらに彼氏を作るというのでエロスに拍車がかかる。このブログはけっこう笑わせるネタを書いている。エロと笑いの坩堝(るつぼ)である。

第2位「はあちゅう主義」。1位の女子大生の片割れ。若い女はセックスに分類する。

第3位「小娘のトレード日記」。ブログ名に「小娘」といれて性的関心による集客をねらっている。株のトレードはずばり金儲け。

第4位「おとなの恋草子」。サブタイトルに「婚外恋愛の大人セックスについて思ふ事」とあるようにセックスがテーマ。

第5位「uwasa.tv〜芸能界の噂話〜」。芸能ネタである。芸能人はその性的魅力で人をひきつけるのだから、広義のセックスだ。芸能スキャンダルに金、セックスはつきもの。

第6位「さきっちょの就職日記」。1位の女子大生の片割れ。若い女なのでセックスに分類。さらに就職で金がらみ。

第7位「Cozy's 東京スナップ」。メインは写真と書評だが、ネタにしばしば若い女性を使う。シャラポワのセクシーショットなどの露骨な記事もある。

第8位「株/新選組」。株がテーマでずばり金儲け。

第9位「韓国ドラマとプードルと」。韓国ドラマは魅力的な男女俳優が出てくるのでセックス系だ。ドラマも恋愛が中心。これがエロスでなくてなんなのか。

第10位「芸能界総合研究所」。芸能は金、セックスとは解説済み。

ということで、そのテーマが金とセックスにかかわるものが上位を占める。世の中そんなものだ。ブログも例外ではない。

で、結論はこうだ。「若い女のブログはアダルトに分類せよ」。

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眼鏡っ娘とおでこ娘

眼鏡っ娘とおでこ娘
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先日話題にした「萌え」の対象として眼鏡っ娘というのがあるそうだ。中高生で眼鏡をかけているのはたいがいガリ勉タイプで可愛いというイメージからほど遠いことが多い。少なくとも自分が記憶を探るとそうなのだが。それがなぜ「萌え」なのか。ヲタクの考えることはわからない。

それはともかく、このふたりはとても楽しそうだ。この表情を見ているとこちらも楽しくなる。真ん中の子が一生懸命引いているのにごめんなさい。

この出し物は江戸城築城・御石曳き。引いているのは御徒町台東中学校の女生徒だ。

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2004年11月22日

タカラジェンヌ、歌を詠む

宝ジェンヌの在原業平
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歌を詠んでいるこの男装の麗人は誰か? 
宝塚のだれそれと紹介があったのに、失念しましたから〜、残念!

その役どころは在原業平(ありはらのなりひら)であるらしい。業平といえば、百人一首の冒頭の歌が有名だ。

「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」

といっても、意味がわからない人もいるかもしれない。解説をしておこう。

「ちはや」という銀座のホステスがブルドッグを飼っていた。ちはやのブルだから略して「ちはやぶる」。これがひきつけを起こした時に、気付け薬にしようとお客さんからいただいた高級コニャックのカミュ(神代)を飲ませたが、きかなかった。そこでホステスは…。

これは落語「ちはやぶる」をアレンジした故・景山民夫による創作落語。

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2004年11月21日

書評:セーヌ左岸の恋/エルスケン

『エルスケン写真集 セーヌ左岸の恋』(エルスケン、東京書籍もしくはエーテーアートブック)

エド・ヴァン・デル・エルスケン。オランダ・アムステルダム生まれの写真家。

1950年年代の前半にパリのセーヌ川左岸サンジェルマン・デ・プレで撮影した写真にエルスケン自身がストーリー性のあるキャプションをつけて写真集としたもの。架空のフォトストーリーだ。

世界各地からパリのカフェに集まる金のない若者の生態をアンという個性的な女性を中心に描いている。住むところがない彼らはカフェや映画館、地下鉄で眠る。セックスをするときはアパートを借りているやつの部屋を借りる。

あとからストーリーをつけたといっても写真そのものはリアルだ。ストーリーを抜きにしても十分に成立する。むしろこんなちゃちなストーリーならつけない方がいいくらいだ。

今見ても新鮮なのだから、当時としてはかなりインパクトはあっただろう。無目的で空虚で自堕落でちょっとは夢をかかえている若者たち。けっして美しくはないが、印象深いのは確かだ。

それにしても邦題はロマンチックすぎる。写真の印象はもっと猥雑感がある。「恋」って感じじゃない。

エルスケンのお姿…二眼レフを持ったジェームス・ディーン(kazu-dogさんの受け売り)


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金龍と女子アナ

金龍の舞いと女子アナ石井希和
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「金龍の舞」の龍が登場した。

金龍が笠をかぶった着物姿の美女を襲うが、完璧に無視。打ち合わせに余念がない。この美女はテレビ朝日の女子アナウンサーの石井希和さん(2000年入社、フェリス女学院大学卒業)。この日の司会進行を務めていた。

写真はすっごいトリミングをしてます。

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2004年11月20日

書評:仕事中だけ「うつ」になる人たち

『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(小杉 正太郎、川上 真史、日本経済新聞社)

サラリーマンのうつ病が増えているというが、そのほとんどはうつ病じゃない。うつ状態(抑うつ状態)にすぎない。ある状況に不適応になってうつ状態になっているだけ。

で、そのうつ状態はどうして起こるのか、どうやって抜け出せるのかを書いたのがこの本。心理カウンセラーと人事コンサルタントの対談となっている。

人間関係の希薄化と能力主義の導入によって、人は競争と孤立の中にあり、ヘルプと言えなくなっている。こうした状況により「うつ」は増えたという。だから解決策としては、ひとりで解決しようとして行きづまる前に、まわりに援助を求めよ、と。このあたりに話は落ち着く。(それができないから悩む人が多いわけですが)

いろいろ心理学の概念の紹介などもあってそれなりに知識欲を満たしてくれる。けど、そんな専門用語を使わなくても常識で理解できることじゃないか?というのがちょっと物足りない。

が、内容は悪くない。会社でどうパフォーマンスをあげていけばいいか迷っている人、自分が今、うつ状態の人、うつの危険のある人は読まれたらよい。

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え?そっちじゃないよ

東京時代まつり松慈童
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ふたたび東京時代まつり。

「金龍の舞」に先行して登場した子どもたち。松慈童というらしい。浅草寺に向かって礼をする予定だったが、先頭の子、心ここにあらず。隣の女の子も気になってしまって…。でも、両手を合わせることは覚えていたんだね。

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2004年11月19日

サイドバーがずれる第4の理由

livedoor Blog ガイドの「大きい画像はないのにサイドバーがずれる」によると、その理由として

1)<img>タグのalign指定ミス
2)<div>タグの閉じ忘れ
3)<img>タグのhspace指定ミス

の3つがあげられている。その他にも、

4)<img>タグの閉じ忘れ

があるようだ。

<img 〜 align="left" />とimgタグの最後を" /"(スラッシュの前にスペースを入れること)で閉じないとサイドバーが落ちることがある。これはXHTML(XML)の書法で「タグはちゃんと終了させる。単独タグ内の終わりは/で終了させてよい」というルールに基づいている。

ライブドアで自動生成したタグにはちゃんとスラッシュがはいっているけど、私自身これを手動でいじっているときに削除してしまいサイドバー落ちしてしまったことがある。/を入れたらなおったので、ズバリそれが原因だったと思う。

どうなんでしょうか、担当者の方?

  

浅草の人力車

浅草伝法院通り人力車
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浅草の伝法院通りを人力車が行く。

浅草の雷門近くに行くと人力車がずらっと並んでいて、車夫が客引きをしている。女性の車夫もちらほらといる。

かつては人力車に家まで来てもらってタクシーのように利用したのだろうが、今はそんな客はほとんどいない。観光客をつかませて乗ってもらうしかない。しかし、これがうざったい。正直言って、雷門近くの品位を下げている。

人力車は組織に属していたり個人でやっていたりといろいろあるらしい。浅草にはよく出かけるが、私は利用したことはない。人力車に乗っていたら写真が撮れないし。

雷門の人力車…時代屋えびす屋岡崎屋惣次郎

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2004年11月18日

書評:幸福論

『幸福論』(春日武彦、講談社現代新書)

奇妙な幸福論だ。幸福について語っていない。少なくとも通常イメージされる幸福については、そんな気まぐれなものに頼っても、とつれない。

不幸については語る語る。精神科医だからこれには詳しい。そして奇妙なほんのりとした幸福ついて控えめに語る。しかし、『「世界の構造」を垣間見た感覚』や「世界と和解する予感」を幸福とからめているあたり、おおげさいうよりも病理的な印象だ。

病んでいる精神科医による病んだ幸福論。けっこういい味がする。私は気に入った。自分の地味な写真、ダウナー系写真(このブログではあまり出さないけど)にちょっと通じるところがある。

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写真をすべて削除した

ライブドアブログにあった自分の写真画像をすべて削除した。見た目は何も変らないが、すべてinfoseekに置いてある画像にリンクを張ってある。infoseekはもともと自分のホームページのあった所なので(今は保管庫となっている)、ftpでまとめて画像をアップロードして、imgタグを書き直しただけ。

ついでにSEO対策としてaltにもキーワードを入れておいた。抜かりはない。

今日アップした「浅草おじさん洋品店」は最初からインフォシークに画像をアップロードしてからライブドアに書いたものだが、やってみるとこの方がずっと楽だ。画像はftpで一括で上げられるし、ファイル名は自分でつけられる。リンクもimgタグのテンプレートを用意しておけばファイル名を入れるだけでいい。画像の差替えも簡単に出来る。

これで写真とキャプションが「込み」で無断利用される心配はなくなった。キャプションだけを見ても意味不明なのでリンク化だけで十分な効果はある。メインコンテンツは守ったので、ひと安心。

あとは書評やコラムなどのテキストものをどうするかだ。書評はぶっちゃけ当blogでは人気のないコンテンツだ。今後は手抜きで書いていこうかなどと思案中。インターネットでは文字数が少ないほうが読まれるので、ちょこっと感想を書く程度のほうがアクセス的にはプラスかもしれない。(自分からすると写真を撮っている時間より本を読んでいる時間のほうがずっと長いので複雑な心境)

コラムはリンクがあってこそ意味のあるようなものを書くのがいいかもしれない。実際、ここのコラムはそういうのが多い。報告シリーズみたいなリンクバリバリコラムね。

じゃあ、移転しなくていいのか? いや、この不自由な状況からはやはり脱出したい。引き続き転居先を探すことにする。ちょっと待っていれば、ライブドア難民を受け入れようと名乗りを上げるブログサービスがいくつもでてくるんじゃないか。

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浅草おじさん洋品店

浅草おじさん洋品店
photo by Cozy

EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

テレビ東京に「浅草橋ヤング洋品店(改題してASAYAN)」という番組があったけど、こちらは浅草おじさん洋品店。

浅草ファッションはここからはじまる。柄、色合い、襟の形、すべてが浅草。
展示の仕方も(・∀・)イイ!! お店の中も浅草ファッションがぎっしり。

仲見世は観光用商品ばかりだけど、ちょっと横道に入ればこういうお店がたくさんある。素顔の浅草はやはり横道、裏道にある。

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2004年11月17日

ライブドアに著作物を盗まれるな

今回のライブドアの規約の改悪はblogをネタにして雑誌の出版と単行本の出版を用意しているってことだろう。つまりは2ちゃんねるのマネをして儲けたいってこと。あきれるほどの厚顔ぶりだ。堀江社長の顔が浮かぶ。

利用規約の一部変更につきまして[11/16さらに追記しました]

ライブドアにかわるいいblogがあればさっさと移りたいのだが、アフィリエイトが使えるかとか著作権の扱いはどうか、操作性はどうか、CSSやHTMLの改造は出来るのか、などいろいろ検討もしなければならない。移転作業も面倒くさそう!

とりあえず、写真は削除して別のサイトに移動することにした。そちらのサイトからライブドアにリンクをはる。そうすれば少なくとも写真はライブドアに勝手に使われることはない。

最初の方の数枚を試してみたら、まったく問題はないようだ。当たり前だけど。

容量制限の問題があったので、どのみち写真の移動はやるつもりでいたので、これだけを先に済ませ、それから後のことを考えることにしたい。

  

浅草育ち

浅草育ちの女の子
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EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

いかにまわりの社会が変ろうと下町の暖かい雰囲気はかわらない。こういう中から下町情緒があって、人なつっこくて、しゃきっとした子どもが育ってくれることを願ってしまう。

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2004年11月16日

アフィリエイトの楽しみ

ほとんど収入としての見込みのないことがわかったアフィリエイト(おもにアマゾン)だが、お金以外のメリットもあるのでやめるつもりはない。

まずは商品の画像が使える利点がある。一般書籍、写真集、CDの表紙画像を載せることでサイトの見栄えが格段によくなる。blogに箔がつくという感じだ。アフィリエイト契約をしていないといつ画像を使うなと注意を受けるかわからない。そんな心配をすることもなく、著作権のある画像が使えるメリットは大きい。

もうひとつは、それぞれのリンクに対するクリック数がわかることだ。購入にいたらずともどの商品にクリックがあったかがカウントされていて一覧で見ることが出来る。このクリック数を見れば、blogに来た人の関心度がわかる。

今まで一番多いクリックはEOS Kiss Digitaの523回なのだが、これはたくさんの記事でリンクをしていたので当然だ。そういう繰り返し掲載したリンクや長くトップページ置いてあったリンクなどは除外して、記事中のリンクへのクリック数だけを見ると、なんと1位は『紺野あさ美写真集 「ASAMI KONNO」 』の165回だった。2位の『レンズの向こうに自分が見える』が32回なので紺野写真集が突出した関心を集めたことがわかる。

自分が力を入れて書いた書評よりも、文章の途中にちょろっと入れたリンクのほうが人気があることもある。こういうのを見ると面白いものだなと思う。

うれしいのはやはりこれはいいと褒めたものがクリックされたときだ。さきほどの『カメラの向こう…』などはそのひとつ。

できればアフィリエイト以外の普通のリンクのクリック回数も知りたいけれど、それは無理。せめてアフィリエイトへのアクセスを見て、関心の傾向を探って次はこういうのを取り上げたほうがいいかな、などと考えたりしている。

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外国女性と江戸まんじゅう

外国女性と江戸饅頭屋台
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EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

浅草。昨日のまんじゅう屋台をもう一枚。

この屋台は販売人が中央の棒を担いで移動する。「担い屋台」と呼ばれる。江戸時代には今のような車輪のついた大八車風の屋台はなかった。

このまんじゅう屋台は個人で出しているのではなくて、浅草の町を盛り上げるために地域でやっている企画のひとつだろう。以前、他の屋台を六区で見かけたことがある。

このカツラ、どうなっているのかやけに気になる。向こう側の外国女性のひとりがこちらのカメラを気にしている。妙な一枚。

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2004年11月15日

江戸まんじゅう屋台

江戸饅頭(まんじゅう)屋台
photo by Cozy

EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

江戸風の屋台で饅頭(まんじゅう)を売っているお兄さんはよもぎ色のはんてんを着て、あやしげなマゲのカツラをかぶっていた。

それを一心に見つめる若い女性。饅頭を買おうかと思案しているのか。それともあのカツラが気になって仕方がないのか。まさか饅頭売りの恋人が偶然、真実を目撃してしまったわけでもないだろう。

「まさかあの人がこんなことを…。商社マンだって言ってたのに」

そんな光景をこっそり撮影するヤツはアホであるのは間違いない。

江戸時代の商売は気楽なもので、元締めから道具を借りてくれば、その日から開始できたそうだ。ほとんどの商売には資格もなかったので医者にもすぐなれたという。

さすがに医者は物騒だけど、気が向いたら饅頭を売ってみるのも面白そうだ。

「お、今日はいい天気だな、ひとつ饅頭でも売ってみるか」

なんてね。

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2004年11月14日

リンク集…東京案内、散歩系

東京案内、散歩系

らっしゃい東京
東京の観光案内、イベント案内。トピックスやニュース。東京観光財団の運営。
東京情報
東京に関する優良サイトのリンク集。東京タウンガイド、東京100サイト。東京情報の検索エンジン。
<東京休日案内>
お店、アミューズメント、公園、博物館、美術館、病院、地図。
新東京百景
東京都生活文化局による「新・東京百景」を写真で案内。所在地一覧など。
東京都公園協会 : 都立の公園・自然公園ガイド
財団法人・東京都公園協会による公園案内。見どころ情報が散歩に役立つ。
東京23区公園ベスト800
公園情報センター内にある公園の評価。さまざまな項目について5段階評価している。
散歩に行こう
代表的な散歩コースを写真と文章で案内している。名所の観光案内としても役立つ。
デジカメ散歩
東京中を網羅する写真と文章による散歩案内。「散歩履歴」に過去の記事がぎっしり。
東京紅團(東京紅団)
文学散歩情報。食べ歩き散歩。テーマ別散歩情報。地域別散歩情報。テーマ性が強く、読み物としても楽しめる。
Tokyo 老舗・古町・散歩
朝日マリオンのサイト内の散歩案内。写真・横田正大、文章・坂崎重盛によるプロの仕事。


  

宇多田、全米売上2万枚

Exodus/Utada

宇多田ヒカルの全米デビューがちょっと前に話題になっていたが、現在までのアルバムの総売上は2万2057枚。すでにランキングチャートでは200位圏外となっている。先ほどたまたまかけた和田アキ子の番組で紹介していた。

ネットで調べたところ、ビルボード初登場が総合160位だったので、ほとんど注目されずに消え去ったことになる。まさに「石のように黙殺された」のだ。
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