タイトル一覧

食品サンプルの携帯ストラップ | 岡本太郎作ではない「顔のある古い何か」 | 書評:名画とは何か | 鳩と女子高生 | カムフラージュ | 書評:空と無我 仏教の言語観 | 白鳥の冬休み | エジプト大使館ですが、なにか? | 書評:個人ホームページのカリスマ | 運命、それは性格だ | あなたの運命は | キティちゃんの合格祈願 | 太田記念美術館名品展 | 中目黒で空を見る | 書評:ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 | どれがいいかなあ | 書評:なぜ高くても買ってしまうのか | 大道芸に興味なし | 唐招提寺展 | 涙が止まらない仏像 | スノーマン | エルトン・ジョンですか? | アンバーな森の中の猫 | 書評:弓と禅 | 怒れる階段 | ふつうの果物 | 書評:謎解きフェルメール | クリームが再結成 | 楽しいことがある | 植物は天才である |

2005年01月31日

食品サンプルの携帯ストラップ

合羽橋、食品サンプル、携帯ストラップ
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

かっぱ橋道具街でのスナップ。

食品サンプルのお店「東京美研」で売っていた携帯ストラップ。上の段は焼き鳥や団子。真ん中の段にはお寿司。下の段はパン。どれもよくできている。

もともとは業者向けのサンプルだけだったのが、一般向けのお土産用としてはじめたもののようだ。

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2005年01月30日

岡本太郎作ではない「顔のある古い何か」

東京国立博物館
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

上野の東京国立博物館平成館の先史時代の部屋にあった「顔のある古い何か」。プライスレス。

以前、この部屋に入ったとき岡本太郎の作品みたいな顔のある土器土偶がみつかって驚いた。岡本太郎が縄文式土器(火焔型土器)に衝撃を受けたという話は知っていたが、土偶の顔にヒントを得たことまでは知らなかった。「岡本先生、パクリじゃないですかあ」と心の中で叫んだものだ。

しかし、このことは常識だったらしい。2001年には日本橋三越で「岡本太郎と縄文展」というのが催されている。

写真の「古い何か」はあきる野市で見つかった「顔面把手」というものだそうだ。土器の口縁につけられた装飾らしい。


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2005年01月29日

書評:名画とは何か

『名画とは何か』(著者:ケネス・クラーク, 出版社:白水社)

イギリスの美術評論家、ケネス・クラークによる名画の条件の分析だ。

本書からいくつか言葉を拾ってみる。

「さまざまの記憶や感情が合流して単一の着想を形成するということ」
「芸術家自身の時代を表現しながら、なおかつ過去との関係を保っているような伝統的形式を再創造する力」
「素晴らしい構図」
「人間的感情の意味深い主張」
「最高の名画とは偉大な主題の例証にほかならぬ」

統一性、構図、感情表現など他の本でも見かけるものが多い。美術の世界で言われていることはある程度固まっているということだろう。

クラークの特徴を探すとすれば、伝統を重んじていて、主題主義的であることだろう。おそらくケネス・クラークは現代絵画よりも伝統絵画の評論を中心としているので、アナクロニズムな印象を与える。例題としてとりあげている絵も古いものばかりだ。

本書の後半はミケランジェロに関する評論となっている。

全体に面白いとは言えない。

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鳩と女子高生

上野公園、鳩、女子高生
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

上野公園の広場で、女子高生がお菓子を食べながら、鳩にもあげていた

東京都はカラスの駆除をすすめてきたが、カラスが減ったせいで鳩が異常に増えてきたそうだ。そして、今度は鳩の糞害を抑えるために鳩にエサをやるのを控えましょうと呼びかけている。エサが減れば鳩も自然に減るだろうということだ。

そのこと自体はいいのだけど、自然の法則として、ある生き物がいなくなるとそれを天敵としていたあるいはその生き物に生活手段やスペースを奪われていた生き物が急に増えだすことはよくある。猫がいなくなるとネズミが増えるようなものだ。

滅多やたらに害獣や害虫の駆除をしているともっとすごい生き物が大量発生するかもしれない。じつはすでにそういう事態がひそかに進行していて、ふと気づくと取り返しがつかなくなっているとか。そんな気がしてならない。

ちなみに上野公園には鳩が2,000羽いる。

東京都のハト対策の実施について…健康被害、建物等の汚損対策としてのエサやり防止キャンペーン

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2005年01月28日

カムフラージュ

上野公園、猫
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、EF50mm F1.8 II

上野公園の猫。

猫の模様はこのような茂みに合わせてある虎模様が正当派ではないだろうか。
  

書評:空と無我 仏教の言語観

『空と無我 仏教の言語観』(著者:定方晟, 出版社:講談社現代新書)

仏教には多くの経典があり、多くの宗派がある。そのためなにが仏教の中心思想だかわかりにくいし、関心を持ってもどこから手をつけていいのかわからない。そんな迷いを断つかのように本書は「空」と「無我」こそが仏教思想の中心であると断じて、おもに言語分析的な視点から解説をしている。

本書の主題となる「空」とは物質には恒常不変な実体がないこと。「無我」とは我(私)もまた実体がないこと。別の面から言うと、世界と独立して存在する私などないことを意味する。先に紹介した『弓と禅』につながる世界観でもある。

ブッダが時代の制約を受けていたのは事実だし、多くの宗派が輪廻転生を前提に語っているところなど現代人には同意しにくい面もある。むしろこのように「空」を中心に考えた方がすっきりすると私は思う。葬式仏教や輪廻思想が好きな人には噴飯ものだろうが、仏教に対する考えを整理するのに役に立つ。

『弓と禅』が面白かった人はこの本も面白いと思う。

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2005年01月27日

白鳥の冬休み

上野公園、不忍池
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

上野公園の不忍池。

さすがにこの季節はボートで遊ぶ人はいない。と書きたいところだが、酔狂な人がいるもので、一組のカップルがボートをこいでいた。

足こぎタイプの白鳥型ボートはこのようにお休み中。ユリカモメの休憩所になっている。

なんで頭にビニールシートがかぶせてあるのだろうと最初不思議に思ったが、そのままにしておくとユリカモメの糞でいっぱいになってしまうのではないだろうか。

ボート業者が糞害に憤慨。(*´д`*)アハァ?

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2005年01月26日

エジプト大使館ですが、なにか?

エジプト大使館
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

左の人物が「はい、ちょっと待ってください」と侵入を制止して、右の人物が「エジプト大使館ですが、なにか?」とたずねてくる、ような気がする。

目黒区青葉台にあるエジプト・アラブ共和国大使館。通称エジプト大使館。青葉台というよりも代官山のはずれと言ったほうがわかりやすいかもしれない。

私にはどうもやっつけ仕事で作ったような像に見えるのだが、これで十分なのだろうか。この程度の完成度で満足なのか。中に座っている二つの像は偉い人かもしれない。こちらの知識不足なのかいろいろと考えてしまう。

「なせばなるナセルはアラブの大統領」

( ´Д`)なにか?

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ライブドアがすごい不調。pingが飛ばない。未来検索で自分のブログの古い記事が検索できない。アクセスしにくいこともしばしばある。有料のPROに変更したのに、これでは金を返せと言いたくなる。
  

2005年01月25日

書評:個人ホームページのカリスマ

『個人ホームページのカリスマ 月間5億ヒットの秘密』(著者:金田善裕, 出版社:講談社)

よくある人気ウェブサイトの紹介ではない。安易な人気ウェブサイトの作り方のハウツー本でもない。

人気ウェブサイトの運営者にしっかりとインタビューをして、生い立ち、パソコンやインターネットとのかかわり、ウェブサイトを立ち上げたきっかけから運営の歴史や苦労話、ヒットした理由などをしっかりと聞きだしている。数あるインターネット関連本の中では良心的で読みごたえがある一冊だ。

本書は2002年に出版されている。当時はまだアフィリエイトが浸透していない頃なので、ここに登場するサイト運営者たちはほとんど報酬が得られないでいる。つまり趣味でやっている人が大半だ。人気サイトを運営することの意味は今とは違うかもしれないが、
その分それぞれのインターネットのかかわりが個性的で面白い。

本書でとりあげられているウェブサイトは以下の通り。閉鎖したサイトも一部あるようです。

侍魂

NO細胞

絶対サポセン黙示録

ジャンボのラーメン三昧

★ゆっこのお部屋★

acchan.comラブラブお見合い

Narinari.com

とほほのWWW入門

BABY-KIDS NET

日刊TVコラム 日記猿人

ReadMe! JAPAN

佐野祭

2ちゃんねる

いるかねっと

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運命、それは性格だ

湯島天神、おみくじ
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

おみくじでどんな結果が出ても、陽気に笑いとばせる人もいれば、深刻に考える人もいる。おみくじなどは関係ないのだ。陽気に生まれつけば何でも楽しく、陰気に生まれつけばなんでもつらい。

「運命、それは性格だ」ノヴァーリス


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2005年01月24日

あなたの運命は

湯島天神、占い
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Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

最近は細木数子や血液型占いがブームだそうだ。朝のテレビ番組でも星座や血液型の占いをやっている。テレビによって作られたブームって面もあるだろうけど、もともと人間は超自然的な力にすがりたい気持ちが強いのだろう。不安に陥りやすいと言ってもいい。

占いも信仰心もない自分はなにを心の支えにしているのだろうかと反省してみると、おそらく短期的にしか物事を考えないようにしているその心の習慣によって守られているのかな、という気がする。目の前のことにしか意識が行かない。長期的に考える材料もないし、考えたくもない。

考えなくたって日々はすぎていく。思う間もなく未来は今日になっている。光陰矢のごとし。むしろ時間が過去に戻ってくれないかとさえ思う。こういう人間は占いよりも過去の刻印としての書物や美術に関心が向かうのが自然なのだろう。

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2005年01月23日

キティちゃんの合格祈願

湯島天神、キティちゃん、合格祈願、お守り
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Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

湯島天神で売っていた合格祈願のお守り。キティちゃんが抱えているところが萌え!(この用語法は正しいのだろうか?)
でも、お守りが落ちないように手を縫い合わせてあるところが萎え!

湯島天神は学問の神様なので、受験シーズンはかき入れどき。1月25日には鷽(うそ)替え神事。湯島の白梅が有名なので2月の梅まつりもにぎわう。つまり冬を通して行事が多いスポットなのだ。

ちなみに東京に梅が多いのは、水戸徳川家の徳川斉昭がひろめたせいだという。もともと梅は中国の植物でおもに薬用に使われていた。それが日本に入って紫蘇(しそ)を使った日本独自の梅干になった。食用薬用ばかりではなく、日本人はまだ寒い時期に咲き、春を先駆けるこの梅の花を観賞用として大変愛して、かずかずの梅園をつくることになった。

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2005年01月22日

太田記念美術館名品展

喜多川歌麿原宿の太田記念美術館『開館二十五周年記念 太田記念美術館名品展』を見た。(書くのが遅れたが、唐招提寺展より前に見ている)

今回、展示されているのが「浮世絵の初期から終焉に至るまでの代表作品を網羅した肉筆画・版画・版本・扇」ということで、見逃すわけにはいかなかった。葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった有名どころはもちろん、奥村政信、鈴木春信ら重要な浮世絵師が目白押しのファン垂涎の企画展となっている。

私の浮世絵に対する興味は広重や北斎の風景画が中心で、美人画などはさほど関心がなかった。ところが、見始めたら今回展示のほとんどすべてが素晴らしいので驚いた。江戸の美人画なんてどれもこれも同じような顔をした下手な絵という印象が強かったが、どういうわけかどれもこれも面白い。まったく認識を新たにしてしまった。

いろいろな理由が考えられる。名品が集まっているということもあるだろうし、実物は書籍の中の複写とはまるで違うということもある。こちらの心の準備もできてきたのかもしれない。

歌麿のアップの美人画、写楽の役者などの人物画。どれもよい。とにかく見てよかった。大満足。

※上の画像は喜多川歌麿の「五人美人愛敬競 兵庫屋花妻」

お土産に買ったのは明治時代の小林清親(きよちか)のポストカードという渋いチョイス。じつは清親を特集した雑誌を持っていて、実物を見たいと以前より思っていたのだ。やっぱり実物はいい。サイズが大きいし、リアル感というか、画面が迫ってくる感じがある。

この名品展は1月と2月では展示内容を変える前編後編構成となっている。2月も行く予定だ。

割引券のページ…プリントして持って行くと入場料が安くなります。

小林清親
※お土産に買った小林清親の「東京新大橋雨中図」

  

中目黒で空を見る

空
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Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

中目黒の防衛庁技術研究所の近くを散歩した。研究所の横に宿舎がある。その入り口を撮影していたら、防衛庁の人間らしき住民にじろじろ見られた。当然か。

これは目黒川に沿って歩いているときに空を見上げたときの一枚。

ピントは無限遠で、手前の植物はボケさせる。それで遠くを見ている雰囲気が出るんじゃないかと思った。何気なく見ているようでいて、じつは考えながら何枚も撮影している。写真はうそつき。

青空を青く写したいときは順光(太陽を背にする)で撮るといい。逆光気味だと空が白くなる。

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2005年01月21日

書評:ナショナルジオグラフィック プロの撮り方

『ナショナルジオグラフィック プロの撮り方―傑作写真はこうして生まれる』(著者:ピーター・K. ブリアン, ロバート カプート,出版社:日経ナショナルジオグラフィック社)

本書は大きく三部から構成されている。

最初の「撮影のための基礎知識」ではカメラ、レンズなどの機材、構図、光などの写真を構成する要素についてひと通りの知識を与えてくれる。網羅的に書かれているので、長く写真を趣味としている人も知らないことがけっこうあるかもしれない。

続く「被写体の世界」では、風景、人物、建築物、祭り、パレード、スポーツ、クローズアップ撮影(接写)、夕景と夜景などの被写体別の撮影のポイントを解説している。過不足なくコンパクトにまとめてあるのはさすがナショナルジオグラフィックだ。いろいろな被写体にチャレンジしたい人には最適だ。

最後の「特殊な環境での撮影」では、水中での撮影、動物、航空写真、冒険といかにもナショナルジオグラフィックらしい状況、被写体の撮り方を解説している。普通の人が役立てるチャンスはほとんどないかもしれないが、たんに読み物として楽しめる。

その他にところどころにナショナルジオグラフィックで活躍する第一線のプロカメラマンのインタビューがあり、カメラマンからのアドバイスがまとめてある。こういう話はなかなか聞けないので貴重だ。

全体によくまとまっていて、中身も濃い。初心者だけでなく、中級者以上にも役立つ一冊となっている。これから写真をはじめたい人にはとくにお薦めだ。


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どれがいいかなあ

後楽園
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Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

正月二日の後楽園(東京ドームシティ)。子供づれが多数やってきていた。正月の遊びがアミューズメントパークってのもいかにも季節感がない。

数年ぶりでむかえた東京の正月だったので、ちょっと街をふらついてみた。この後、小石川後楽園に向かったのだけど、失敗だった。雪が積もっているならともかく日本庭園に冬に行ってもしょうがない。

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2005年01月20日

書評:なぜ高くても買ってしまうのか

『なぜ高くても買ってしまうのか 売れる贅沢品は「4つの感情スペース」を満たす』(マイケル・J.シルバースタイン, ニール・フィスク, ジョン・ブットン、ダイヤモンド社)

ワンランク上の贅沢(ぜいたく)品が売れている。かつてのような超高級品ではなく、最近一段と安くなった低価格品とも違う。たんにその中間価格帯でもない。それは心理的な4つの要因のいずれかを満たす新しいタイプの高級な商品であるという。著者はそういう商品をニューラグジュアリー商品と呼んでいる。

このニューラグジュアリー商品は消費者の4つの感情スペースのいずれかを満たす。その感情スペースとは「自分を大切にする」「人とのつながり」「探求する」「独特のスタイル」だ。こういう商品に対してなら、消費者は喜んで多くのお金を支払うという。

別の言い方をすれば、これらのニューラグジュアリー商品を消費することで、人々は自分のさみしさを埋めたり、アイデンティティを得たり、自己表現していると感じている、とも言える。本来は消費に求めるべきことではないことを消費に求めているのだから、どこか倒錯しているのだ。ニューラグジュアリー市場の拡大にはどこか病理的な側面があるように私は思う。

ニューラグジュアリー商品が売れる背景には消費者の可処分所得の増加がある。つまり所得の増加により人々がより裕福になったということだ。本書ではほとんど触れられていないが、それにともなってアメリカ全体にストレスの高い労働環境がひろがっていることは言うまでもない。

さらに重要なのは、可処分所得の増加には初婚年齢の遅れや離婚の増加によって単身者が増えたこと、出生率の低下により扶養家族としての子どもの減少という要因も含まれていることだ。つまり、ひとりで生きること、もしくは養う家族が減ることで、自分のためにお金が使える人が増えているという背景がある。これらがさきほどの感情スペースと容易に結びつくだろうことは誰にでも想像できる。

本書はマーケティングの本だから、心理的な考察はあまり行っていない。人気商品がいかに開発されたかを記述することにページを割いている。それは当然であって批判の対象にはならない。

しかし、私が関心を持ってしまうのは、ニューラグジュアリー商品の心理面。あえて言えばその病理性だ。今後はそのあたりの本を探してみたいと思った。すでに読んだ本から一冊あげるとしたら、『豊かさの精神病理』がある。関心のある方は読まれたい。

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大道芸に興味なし

上野
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

上野公園。海外からの観光客らしき親子が大道芸を見ていた。女の子は興味がないらしい。ちょっと退屈そうだ。

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2005年01月19日

唐招提寺展

唐招提寺、盧舎那仏上野の東京国立博物館で開催中の『唐招提寺展』に行ってきた。

律宗の総本山である唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂を解体修理するために、現在その中にあった仏像などが外に出されている。それらが今回東京の博物館にまわってきている。サブタイトルに「国宝 鑑真和上像と」とあるようにこのふたつの国宝が目玉となっている。

盧舎那仏(るしゃなぶつ)も見事だが、それを護持する四天王立像(してんのうりゅうぞう)がかなりいい。こちらも国宝で、力感あふれる造形はとても魅力的だ。とにかく見ほれてしまう。これに梵天立像(ぼんてんりゅうぞう)と帝釈天立像(たいしゃくてんりゅうぞう)のふたつの国宝を合わせてみれば、かなりの満足感がある。

仏像にはさして興味がなかったが、今回こららを見て認識を新たにした。それはあくまでも美術的な意味であって、仏教における仏像の意義は今でもあまり認めていない。

鑑真和上(がんじんわじょう)は中国の高僧で、何度も渡航に失敗しながら日本にやってきて仏教を教授し、唐招提寺を建立した人だ。その座禅する姿を再現した鑑真和上坐像はやはり今回一番の目玉だろう。正面からまじかで見ていたら、ありがたくて涙が出そうになった。日本最古の肖像彫刻だそうだが、その顔にはとてつもなくリアリティがある。精神的に深い表情というのだろうか。すーと引き込まれるような感じがする。

他にも国宝は多数来ている。出品目録で数えたら27もあった。といっても、多くの瓦が含まれていて、これらは古いだけでどうでもいいという印象。面白かったのは隅鬼(すみおに)だ。屋根を支える役目と魔除けの役目があるそうだ。正座した姿勢で頭上に柱を受けるというすごいシチュエーションを見事に体現している。その姿がけっこうチャーミングで気に入った。

さらにありがたいことに東山魁夷(ひがしやまかいい)の襖(ふすま)絵が大量に展示されている。これは以前テレビで見たときに一度見たいと思っていたもので、思わぬ形で実現してうれしかった。

今回は来なかったが、あの巨大な千手観音立像をぜひ見たかった。
  

涙が止まらない仏像

東京国立博物館、仏像
photo by Cozy

Canon EOS Kiss DigitalEF50mm F1.8 II

湯島から上野までぶらついて、東京国立博物館にたどり着くと『唐招提寺展』をやっていた。平常展だけ見ようと思っていたのだが、せっかく来たついでなので唐招提寺展を観ることにした。感想は後ほど。

企画展は撮影不可なので、この写真は平常展の展示物を撮ったものだ。暗い中で手持ち撮影をしなければならないので、むずかしい。

実物はかなり小さい仏像でなかなかキュートだった。涙を拭くような仕草は本当は何を意味しているのか。ひざに置いた左手もざっくばらん。普通なら手のひらを上にしてなにかポーズをとっているのだが。タイトルの『涙が止まらない仏像』は、モーニング娘。の『涙が止まらない放課後』から借用した。

湯島と上野公園では一部の木に梅の花が咲いていた。

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2005年01月18日

スノーマン

下北沢の雪だるま
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢散歩シリーズの最後。

二階にビニールのスノーマンが飾ってあった。昼間見る豆電球がちょっと悲しい。
これけっこう有名な建物だ。側面には派手なペイントがなされている。

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2005年01月17日

エルトン・ジョンですか?

下北沢
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢散歩シリーズに戻る。

バスケットの中に洋楽関係のカードが入っていた。なんだろう、このカードは。眼鏡をかけている中央の男は若き日のエルトン・ジョンではないだろうか。ジャケット写真のような気がするのだが、はっきり思い出せない。

"Crocodile Rock"が流行っていた頃、まさかエルトン・ジョンがナイトの称号をもらうとは思わなかったし、男と結婚するとも思わなかった。

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2005年01月16日

アンバーな森の中の猫

林試の森公園、猫、cat
photo by Cozy

EOS Kiss Digital、EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM

下北沢散歩シリーズを中断して、猫写真を。

これは林試の森公園での一枚。普通なら猫の姿が見えにくい状況だけど、このときはアンバーな色かぶりの中に猫だけがはっきり見えていた。
  

2005年01月15日

書評:弓と禅

『弓と禅』(オイゲン・ヘリゲル、福村出版)

ドイツの新カント学派の哲学者であるオイゲン・ヘリゲル氏(Eugen Herrigel)が日本の大学に在任中に弓道の段位を得るまでの修行の記録だ。

ヘリゲル氏(Herrigel)は弓道を論理的に理解し、自らの行動を意識的に支配しようとする。しかし、弓道は論理ではなく経験を要求し、自意識を捨てることを要求する。現代の日本人はヘリゲル氏に近い。だからこそ、彼のつまずきは私たちに理解しやすい。日本の芸道と近代合理主義の違いがどこにあるのか、弓道の難しさがどこにあるのかがよくわかる。

5年以上の修行をして、ヘリゲル氏は見事段級審査で五段に合格する。その過程での師範と弟子との会話と行動に感動する。禅に通じる弓道の奥深さに感銘を受ける。(エピソードはあえて紹介しない。これから読む人のためにとっておきたい)

余計な描写を排して重要な部分だけを追った記述は簡潔で読みやすい。短いながらも内容のつまったすぐれた一冊だ。巻末にはヘリゲル氏の生徒であり翻訳者である稲富氏の追想が載っている。これを合わせて読むと理解が深まる。学者としてのヘリゲル氏の姿が実直で好ましい。

人によっては人生観が変わるほどの衝撃を受けるかもしれない。間違いなく名著だ。

じつはこの本を20年前に買った。今まで放置しておきながら急に読み出したのには理由がある。写真家のアンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier=Bresson)が『弓と禅』を愛読書にしていたことを知ったからだ。

ブレッソンがたんに禅に関心があるだけだったのか、それとも禅を写真撮影に応用したいと思ったのかわからない。しかし、禅につながる写真道を考えることは魅力がある。自分が撮るのではなく、「それ」が撮るという経験世界。それには呼吸法から始めなければならないが…。

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怒れる階段

下北沢、shimokitazawa
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢は階段に「座らないでください」と書かないといけないような町らしい。

しかし、"Please"と言っておきながら、"!エクスクラメーション"をつけるのはおかしくないのだろうか。丁重な態度と怒りとの板ばさみ。

階段に座っちゃうような若者は英語がまったく理解できないような気がする。でも日本語で書くとかっこ悪いという板ばさみ。

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2005年01月14日

ふつうの果物

下北沢、果物
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢。

狂った果実、真夏の果実、奇妙な果実。果実を比喩に使ったタイトルが数多くある。果実は性的な比喩であり、若さの比喩であり、リンチされた黒人の死体の比喩である。

もちろんこれは食欲をそそるふつうの果実だが、宣伝の果実でもある。

奇妙な果実…ビリー・ホリデイのアルバム。黒人差別を歌ったシングル曲「奇妙な果実」は1939年にビルボードのシングルチャート16位にランクされた。

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2005年01月13日

書評:謎解きフェルメール

『謎解きフェルメール』(小林頼子、朽木ゆり子、新潮社)

17世紀のオランダの画家、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の生涯と作品の解説、フェルメール作品の数奇な運命について書いた本だ。つまり概説書。過去の論点について著者の意見が述べてあるので、「謎解き」とタイトルにつけてあるが、さほどの謎解きはされていない。

ただし、内容はコンパクトにまとまっているし、カメラ・オブスキュラ問題、贋作事件、盗難事件についてふれているので、まず一冊読みたいときにはこの本で間に合いそうだ。そういう意味でお薦めできる。

私にとっての一番の関心は、カメラ・オブスキュラ問題だ。カメラ・オブスキュラとは現在のカメラの前身となる装置のことで、これが写す画像をなぞることで絵を描いたのではないかという疑いのことだ。いくらカメラを使おうが、絵にする技量は必要なわけで、そのことですぐさまフェルメールが下手ということにはならないが、これを使ったかどうかはやはり大問題であることは間違いない。

フェルメールがカメラ・オブスキュラの画像をなぞったかどうかはわからないにしても、彼がカメラレンズの描写の影響を受けているのは間違いないのではないだろうか。ハイライト部分のにじみなんかはいかにも古いレンズの写真っぽい印象を与えるし、白い点が見えるのもカメラ・オブスキュラの特徴だと美の巨人たちで説明していたと思う。

著者は必死にカメラ・オブスキュラ問題を否定しているが、そんなことに精力を注ぐよりもレンズの影響を絵に見つけて作品批評をしていく方が面白いだろうと私などは思ってしまう。写真を趣味とするものの好奇心だろうか。


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クリームが再結成

下北沢、クリーム
photo by Cozy

Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

伝説のロックグループであるクリーム(Cream)が再結成をするそうだ。

伝説的バンド「クリーム」再結成 …ロック史上最強のトリオが復活する。日本の洋楽関係者に入った情報によると、クリームの再結成公演が行われるのは、68年に解散ライブがあったロイヤル・アルバートホール。5月に4日間のスケジュールをとっており、チケット販売などに向けた調整も始まっているという。66年の結成から40年目のメモリアルイヤーを迎えるにあたり、メンバー3人が意気投合したようだ。(スポニチアネックス)


中学生の頃からRockを聴いている。当然、クリームなんかも夢中になった。

クリーム時代のエリック・クラプトン(Eric Clapton)の服装とか髪型は「サイケデリック」風でちょっとおかしいのだけど、これはこれであの時代特有の面白さだと思う。嫌いではない。

写真は下北沢のお店のワゴンの中に見つけたクリームのポートレートだ。真ん中がエリック・クラプトンだ。ギブソンのエレクトリックギターのSGにサイケな塗装をしているところに注目したい。

この頃のクラプトンはギターの神様とかスローハンドとか呼ばれていた。スローハンドとは、実際には速いフレーズを弾いているのに、ペンタトニックスケールでの指の動きがゆっくりしているように見えることを指している。

左がジンジャー・ベイカー。右がジャック・ブルース。

クリームの素晴らしき世界…1968年に全米で1位になったアルバム。「クロスロード」のギタープレイが神。原題は"Wheels Of Fire"。

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2005年01月12日

楽しいことがある

下北沢
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Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢駅前の花屋にポインセチアが並んでいた。

楽しいことがあるから楽しくなることもあるけれど、これから楽しいことがあるだろうという期待が楽しい気分にさせることの方が多いんじゃないだろうか。

人間は期待とか希望に頼って生きているような気がする。

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2005年01月11日

植物は天才である

下北沢
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Canon EOS Kiss Digital、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMレンズキット

下北沢の散歩シリーズはしつこく続く。

植物はもともとデザイン的にすぐれているけれど、この葉っぱのバリエーションなどは天才的だ。形の微妙なばらつき、大小のばらつきが、じつにうまい。植物は天才である。

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