2005年04月26日

ドアノー「パリ市役所前のキス」が2100万円

パリ市役所前のキスロベール・ドアノーのパリ市役所前のキスのオリジナルプリントが競売にかけられて2100万円で落札された。
photo by Robert Doisneau (1912-1994)

共同通信の記事では署名入りオリジナル写真となっているが、おそらくオリジナルプリントということだろう。オリジナルといっても、写真の場合はいくらでもプリントはできるので、オリジナルが複数枚存在できる。そのため写真のプリントは高値がつかないと言われてきた。これがオリジナルが一枚しかない絵画との違いだ。

今回の落札価格は革命的な出来事というべきか写真界の珍事というべきか判断に迷う。現存する署名入り写真が一枚のみであればドアノーは故人であるため、今後もこれ一枚といえるわけで、そこにアウラがあるということなのだろうか。

今後は「署名入り写真が一枚のみで作者が死ねば高く売れる」ということになるのかもしれないが、この写真の人気は特別なので、今回のような高値がつくオリジナルプリントが登場することは滅多にないだろう。

署名入り写真が2千万円 「市役所前のキス」競売

【パリ26日共同】フランスの写真家、故ロベール・ドワノー氏が1950年にパリの街角で撮影した「市役所前のキス」の署名入りオリジナル写真が25日、パリの競売会社アールキュリアルで競売に掛けられ、予想価格の約10倍の15万5000ユーロ(約2100万円)で落札された。
 米写真誌ライフから「パリの恋人たちのルポ」の依頼を受けたドワノー氏が、街角で通行人を無視してキスするカップルを撮影。日常風景を絶妙にとらえたスナップとして話題を呼んだ。
 ドワノー氏は後に、若いカップルがキスするのを見つけて、2人にあらためてポーズを頼んで撮影したことを証言した。
 写真は30年以上写真代理店の倉庫に眠った後、86年にポスターとして売り出され、世界中で40万枚以上売れ有名になった。
(共同通信) - 4月26日12時7分更



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