モノクロの写真雑誌の「Natural Glow」が休刊するそうだ。記念に最終号を買った。特集は「一般公募 傑作選」ということで、お買い得。
この雑誌に投稿する人は、自分で現像し、自分でプリントするのだろう。しかし、モノクロフィルムを使う人は激減したので、投稿する人も減ってくる。関心をもって買う人も減る。そして、休刊。時代の流れにあってはやむをえない。
写真の歴史において過去の名作は圧倒的にモノクロが多い。カラーの時代になってからは名作があまり生まれていないような気がする。気のせいだろうか。歴史が短いので、そう見えるに過ぎないのだろうか。
色があるとリアルで日常的過ぎる。そんなことが関係しているのかもしれない。
自分はなぜカラー写真をモノクロ化しているのか。その方がよく見えるからという判断なのだが、一度じっくり考えてみたほうがいいような気がしてきた。