2006年04月16日

八雲図書館、彼らは暇な時間をどう使ったか

目黒区の八雲中央図書館を徒歩で往復してみた。品川区のうちからだと片道1時間。けっこう疲れる。

八雲中央図書館は書籍数が多くていい図書館なので、体調がよくて長く歩きたいときには出かけてみたい。

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先日の「遺跡が語る日本人のくらし」にあった面白い話し。

パプア=ニューギニアとオーストラリアで原住民の道具が石から鉄に変わったとき、生活がどう変化したか。

木を切る時間が短縮されて男たちは暇な時間を多く持つようになった。ある種族ではあまり親しくない人の祭りや儀式にも参加するようになったそうだ。その結果、宴会で食べる豚の消費が増えて、豚泥棒が増え、村と村のいさかいが増えたという。つまり、暇になって戦争が増えた。

別の種族では昼寝の時間が増えたそうだ。

著者に寄れば、日本の弥生人は暇な時間を使い、より働いたであろうとのこと。

社会のエートスにより反応が違うのが面白い。


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