2006年04月22日

美は時を超える、美人画展、素顔の伊東深水展

『美は時を超える 千住博の美術の授業供戞塀佝納辧Ц文社新書)を読了。「絵を描く悦び」と重複する部分があって、あまり面白くはなかった。

印象に残るところは、以下のふたつ。

事実かどうかは不明だが、モネは写真に撮った風景を室内で描いていたとの指摘があった。モネは自然そのものを描こうとするタイプではない。「実」よりも「虚」を描いたと千住氏は書いている。

そして現代アートシーンへの批判。「インターネットバブルのニューリッチたちによって、まるでパーティの話題のためとしか思えないような買い方・売り方をされ、新たなスターをどんどん生み出していたニューヨークのアートシーン」

* * *

松岡美術館で「美人画展−古今の女性美」を見る。とくに感銘を受けるほどの作品はなかった。点数が少なくて物足りない。

誰の作だったか(北斎の弟子とあった)、春信と同じような構図で傘を持った着物の女性がどこかから飛び降りる絵があった。春信のパクリかと思ったが、解説を見たら江戸時代には心願成就のための飛び降り事件が多くあったとのこと。清水の舞台から飛び降りるのは比喩ではなくて、本当のことだったらしい。いや、比喩を本当と取り違えたというべきか。とはいえ女性のポーズはよく似ている。やはりパクリか。

白金台を路撮。

その後、目黒区美術館で「素顔の伊東深水展 〜 Y氏コレクションから」を見る。ほとんどがデッサン。色のついた完成品は10点ほどか。とくにちゃんとした作品はひとつのみ。近所に用事でもない限り、わざわざ見に行く必要はない。

どちらもぐるっとパスを使用。


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