昨日のロニスの言葉の続き。
「写真家はフォルムを気にするが、黄金分割の定式でファインダーを見るわけではない。
直感によって構成し、感覚によって導く。
提示されたイメージは心で抑揚づけられた幾何学である。」ウイリー・ロニス
photo by Willy Ronis
黄金分割は絵画だけではなく、写真にも影響を与えた。絵画出身のブレッソンの写真は黄金分割による構図が多いのではないだろうか。しかし、それだけでは安定しすぎて、窮屈な印象を与える。黄金分割を知りながら、そこから自由になる。それができたら黄金分割のことは忘れてもかまわない。などと十牛図のようなことを言ってみる。
ご覧のように今日からblogを導入した。しばらく実験を続けて問題がなければモノローグだけはblogということにするつもりだ。
なお、過去のモノローグの記事はこちらを参照。
何必館の図録は市販されていないので写真集を入手されてはいかが? Willy Ronis: C'est La Vie