2004年10月05日

書評:はじめてコラムを書く

『はじめてコラムを書く』(青木雨彦、主婦の友社)を読了。

文章読本の類はけっこう好きで何冊も読んでいる。青木さんの文章は軽妙で読みやすく、どんな秘密があるのだろうと興味があった。

面白かったのは「プロも愛用の二つの小道具」。プロの新聞のコラムニストの手元には、辞書、歳時記、落語本のほかに、発想の刺激用としてビアスの「悪魔の辞典」とルナール「博物誌」が置いてあるという。この二冊は発想だけでなく、そのまま引用するケースも多かったように思う。

しかし、これを今まねすると古臭くて読めたものではないだろう。なにしろ青木さんの本が書かれたのも15年以上も前だし、その体験はさらに10年も20年も昔の話ではなかろうか。

それでは、今引用するにふさわしい本と言うとなんだろう。ちょっと思いつかない。ネット上では人気ブログの記事へのトラックバックが主流であることはわかるのだが。

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