2004年10月06日

パリの浮世絵 アンリ・リヴィエール

c0bf1152.jpeg<パリ写真>の世紀』(今橋映子、白水社)を読み始めたところだ。

冒頭にアンリ・リヴィエールの話が出てくる。「エッフェル塔三十六景」というリトグラフを描いた人として知られているが、なんとリヴィエールはこのリトグラフを描く前にエッフェル塔を写真に収めていたのだそうだ。彼のリトグラフと同じ構図の写真が本に掲載されている。36枚すべてがこのようにあらかじめ写真に撮られているのかどうかは不明だが、これは面白い事実だ。

もちろん「エッフェル塔三十六景」は北斎の「富嶽三十六景」の直接の影響下に作られたものだ。大胆な浮世絵の構図を写真にまねてリトグラフにする。これまたリヴィエールは大胆なことをしたものだ。

ちなみに「エッフェル塔三十六景」はその一部を美術展で見たことはある。なんとか画集のような形で手に入らないかと探している。

左上の絵はアンリ・リヴィエールのリトグラフ「エッフェル塔三十六景」のひとつ。


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