2004年10月15日

日本の美「琳派」展2004

日本橋三越で開催された『日本の美「琳派」展2004』を見てきた。

先日まで東京国立近代美術館でやっていた『RIMPA展』とは違ってこちらは純和風。正系の琳派のみをとりあげるものだ。大作は少ないし、派手な作品もあまりない。かなり地味な印象を受けた。

とはいえ、見るべき点はある。俵屋宗達の作品が比較的多かったのでその源流からじっくり味わえる。あらためて宗達の作品を見ると、派手さと渋さの微妙なバランスが素晴らしいことに気づく。派手さの中の渋さ、渋さの中の派手さ。『RIMPA展』では派手な作品の印象にかき消されてしまったが、今回は宗達のこのバランスが再発見できた。

もしかしたら画材の金泥、銀泥が経年劣化でこのような渋さをかもし出しているのかもしれない。このあたりは知識不足でなんとも言えない。

ちなみに金泥、銀泥とは粉末状の画材のことで「どろ」ではなく「でい」と読む。金箔を使うよりも自由度が高いのだろう。

他に面白かったのは、中村芳中(ほうちゅう)だ。短冊に花の絵を描いたものがまるで最近の花写真ブームのさきがけのようで驚いた。しかし、はっきり言ってうまくない。ヘタウマの味わいだ。個性的なデザインセンスを見せている作品もあった。これがヘタウマ現代風で面白かった。全体的に宗達の手のひらの中にあるような作品が多い琳派にあって芳中の個性は際立っている。

10月17日まで。



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この記事へのコメント
■投稿者:自由なランナー at 2004年10月16日 20:59
はじめまして。いつも愛読(?)しています。今日もclickしました。
この写真、いいですね。モノクロの味わいがよく出ています。
招待日にわが母親がいってきたようですが、三越、ずいぶん変わったようですね。
また、お邪魔します。
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■投稿者:Cozy at 2004年10月17日 09:58
ありがとうございます>自由なランナーさん

なにかと話題の仙台からですか。新球団が出来るのはほぼ決まりですね。
あとはどちらの企業が勝つのか、ですね。

あの写真は三越の旧館と新館の間の渡り廊下から撮っています。
なぜか俯瞰図はモノクロが似合うような気がします。
またよろしくです。
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