香田さんは「プロボクサーになりたい」と高校を2年で中退し、塗装会社や畳店で働いていた。その間、プロボクサーになるためのどんなことをしたのかは不明。
では、彼の言う「自分探し」とは何か。友人の証言では、香田さんは「自分探しの旅に出る。ニュージーランドでホームステイした後、ワーキングホリデーで各地を旅したい」と話していたそうだ。
旅の中で見つけるつもりだったのだろう。しかし、彼は危機感のなさにより自らの死に遭遇することになった…。
それにしても、「なぜ」という思いが残る。なぜ、自分探しがイラクなのか。インドでいいじゃないか。それが日本人が自分探しの旅に出るときの伝統だろう。東南アジアでもいい。よりによって、という疑問。
よりによってイラクである理由は、もしかしたら話題になっているからというものか。まさか、危険だから、という理由ではないだろう。本人に聞いてみなければわからないが、自分探しがイラクでなければならない理由が見当たらない。
彼の言動からは悲壮感も、切迫感も感じられない。むしろひょうひょうとした漂泊感が感じられる。私としてはむしろそこが気になる。世間ではバカと呼ばれる部分だろうが、私にはむしろ好ましい何かがあるような気がする。
ちょっと気になったこと:外務省の高島報道官を見たときに「NHKにいた人だ」と思った。ニュースに出ていたのを覚えている。久米ひろしのニュースステーションに対抗する番組をまかされていたように記憶する。もちろん視聴率では勝てなかったが。
高島肇久(たかしま はつひさ)…その経歴(プロフィール)。
懐疑派BLOG:新聞社説/香田証生…各新聞の社説の紹介とコメント。
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