
photo by Cozy
Canon EOS Kiss Digital、Distagon28mmF2.8
よくこれだけ同じ建物を並べたものだ。量産効果で安くなるという理屈はわかるが、住んでいるとちょっと恥ずかしいのではないか。どこの家に帰っても似たような生活があるような気がしてしまう。トルストイが言うように「幸福な家庭はみな一様に幸福」であるような錯覚。
よく見るとすべての家が渡り廊下でつながっている。つまり団地ということになるのか。なにか金銭上のメリットがあるのだろう。
ここはたしか幸町のさいわい通りのすぐ近くだったのではないか。残念ながら失念してしまった。ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただきたい。
タイトルはベンヤミンの『複製技術時代の芸術』(晶文社クラシックス)からいただいた。ベンヤミンによれば、複製によって芸術作品のアウラ(オーラ)が失われるという。では、複製によって幸福から失われるものはなにか?
そんなことを考えながら、富士神社通を南下する。
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