2004年11月20日

書評:仕事中だけ「うつ」になる人たち

『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(小杉 正太郎、川上 真史、日本経済新聞社)

サラリーマンのうつ病が増えているというが、そのほとんどはうつ病じゃない。うつ状態(抑うつ状態)にすぎない。ある状況に不適応になってうつ状態になっているだけ。

で、そのうつ状態はどうして起こるのか、どうやって抜け出せるのかを書いたのがこの本。心理カウンセラーと人事コンサルタントの対談となっている。

人間関係の希薄化と能力主義の導入によって、人は競争と孤立の中にあり、ヘルプと言えなくなっている。こうした状況により「うつ」は増えたという。だから解決策としては、ひとりで解決しようとして行きづまる前に、まわりに援助を求めよ、と。このあたりに話は落ち着く。(それができないから悩む人が多いわけですが)

いろいろ心理学の概念の紹介などもあってそれなりに知識欲を満たしてくれる。けど、そんな専門用語を使わなくても常識で理解できることじゃないか?というのがちょっと物足りない。

が、内容は悪くない。会社でどうパフォーマンスをあげていけばいいか迷っている人、自分が今、うつ状態の人、うつの危険のある人は読まれたらよい。

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この記事へのコメント
■投稿者:一突。 at 2004年11月21日 21:52
私は「カウンセラー」とか「コンサルタント」とか言う人たちの多くは怪しいと思ってます。だって、「うつ」の人が増えて一番儲かるのは誰?って考えれば、嫌な憶測したくもなります。もちろん、全部が全部とは言いませんが。
cozyさんの言う様に、「当たり前」のコトをさも「専門的」に説いてるだけの場合がほとんどです。
ウダウダした説明よりも、一枚の写真の方が多くをもの語ってる場合だってありますよね。
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